TikTokの動画をインスタに載せるのは違法?著作権の注意点を解説

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TikTokの動画をインスタグラムに投稿したいけれど、それって違法になるの?と不安に感じていませんか?

実は、この疑問を持つ方はとても多く、知らずにやってしまうと著作権侵害などの法的トラブルに巻き込まれる可能性があります。この記事では、TikTok動画をインスタに載せることの法的リスクや、安全に投稿するための方法をわかりやすく解説します。

TikTokの動画をインスタに載せることは違法になるのか?

結論から言うと、他人が作成したTikTok動画を無断でインスタグラムに投稿することは、著作権法に違反する可能性が非常に高いです。ただし、自分が作成した動画を投稿する場合でも、使用している音楽やコンテンツによっては注意が必要です。まずは基本的な考え方を整理してみましょう。

著作権とはそもそも何か?

著作権とは、創作物を作った人(著作者)が持つ、その作品を独占的に使用・配布・公開できる権利のことです。

動画コンテンツも著作権によって保護されており、TikTokに投稿された動画も例外ではありません。

つまり、他人が作ったTikTok動画は、その制作者の著作物として法律で守られています。無断でダウンロードして別のSNSに投稿することは、著作権者の許可なく著作物を複製・公衆送信する行為にあたります。

他人のTikTok動画をインスタに載せると何が問題なのか?

他人が作成したTikTok動画を無断でインスタグラムに投稿すると、著作権侵害として問題になります。

著作権侵害は民事上の損害賠償請求だけでなく、刑事罰(10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金)の対象にもなり得る深刻な問題です。

「バズっていた動画をシェアしただけ」という軽い気持ちで投稿しても、法的には違法行為と判断されることがあります。インターネット上の行為であっても、現実の法律がしっかり適用されますので、十分な注意が必要です。

自分が作ったTikTok動画をインスタに載せる場合はどうなの?

自分で撮影・編集したオリジナルのTikTok動画であれば、基本的には自分で自由に使用できます。しかし、動画に使用している音楽やエフェクト、他人が映っている映像などが含まれる場合は、追加のリスクが生じます。特に音楽に関する問題は見落としがちなので注意が必要です。

BGMや音楽の著作権に注意

TikTokでは多くのユーザーが流行りの音楽をBGMとして使用しています。TikTok内では、プラットフォームが音楽の使用許諾を取得していることが多く、そのまま使えるケースがあります。

しかし、TikTokで許諾された音楽であっても、その動画をインスタグラムなど別のプラットフォームに転載する場合は、改めてそのプラットフォームでの使用許諾が必要になります。

インスタグラムも独自の音楽ライセンスを保有していますが、TikTokとは契約内容が異なります。そのため、TikTokで使えた音楽がインスタグラムでは使えない、あるいは投稿が削除・ミュートされるケースが頻繁に発生しています。

他人の肖像権・プライバシーにも注意が必要

動画の中に他の人物が映っている場合、その人の肖像権も問題になります。

肖像権とは、自分の顔や姿を無断で撮影・公開されない権利のことで、本人の許可なく動画を公開することは肖像権の侵害になる可能性があります。

特に、TikTokでコラボした相手や、偶然映り込んだ一般人などが含まれる動画は要注意です。インスタグラムに転載する前に、映っている方々から明示的な同意を得るようにしましょう。

TikTokとインスタグラムの利用規約ではどう定められているのか?

法律だけでなく、各SNSプラットフォームの利用規約も重要なルールです。TikTokとインスタグラムはそれぞれ独自の利用規約を設けており、コンテンツの転載や再利用についての規定があります。規約違反はアカウント停止などのリスクにもつながるため、しっかり確認しておきましょう。

TikTokの利用規約における著作権の扱い

TikTokの利用規約では、ユーザーが投稿したコンテンツの著作権は原則として投稿者本人に帰属します。

ただし、TikTokに動画を投稿することで、TikTok側にその動画を利用するライセンスを付与することに同意したことになります。これはあくまでTikTokプラットフォーム内での話であり、他のSNSへの転載を許可するものではありません。

他のユーザーが「シェア」機能を使ってTikTokリンクを共有することはTikTokが認めていますが、動画をダウンロードして別のプラットフォームにアップロードすることは別問題です。

インスタグラムの利用規約で禁止されていること

インスタグラムの利用規約では、他者の知的財産権(著作権・商標権など)を侵害するコンテンツの投稿を明確に禁止しています。

著作権侵害のコンテンツが報告された場合、インスタグラムは該当投稿を削除したり、アカウントを一時停止・永久停止する措置を取ることができます。

繰り返し違反が確認された場合はアカウントが永久に削除されることもありますので、自分のアカウントを守るためにも規約の遵守は非常に重要です。

合法的にTikTok動画をインスタグラムに投稿する方法

では、TikTokとインスタグラムを両方活用したい場合、どのようにすれば問題なく投稿できるのでしょうか。いくつかの合法的な方法があります。正しい手順を踏むことで、法的リスクを避けながら両方のSNSを効果的に活用できます。

自分のオリジナル動画を両方に投稿する

最もシンプルで確実な方法は、著作権フリーの音楽を使用したオリジナル動画を作成し、TikTokとインスタグラムの両方に直接投稿することです。

著作権フリーの音楽素材は、「Pixabay」「Incompetech」「YouTube Audio Library」などで入手できます。これらを使えば、音楽に関する権利問題を回避できます。

また、TikTokのロゴやウォーターマーク(透かし)が入った状態でインスタグラムに投稿すると、インスタグラム側がリーチを制限することがあります。元の動画ファイルからそのまま投稿するか、専用の編集アプリを使ってウォーターマークなしで書き出すようにしましょう。

他人の動画を転載したい場合は必ず許可を取る

どうしても他人のTikTok動画をインスタグラムでシェアしたい場合は、必ず動画の制作者から事前に許可を取ることが必要です。

許可を取る際は、「どのプラットフォームに」「どのような目的で」「どの期間」投稿するかを明確に伝え、書面やDMなどの形で記録に残しておくことが大切です。

許可を取った証拠があれば、後になってトラブルが起きた際の証拠にもなります。口頭での合意だけでなく、必ずテキスト形式で残しておくようにしましょう。

TikTokのリンクをシェアする方法を活用する

動画そのものをインスタグラムにアップロードするのではなく、インスタグラムのストーリーズやキャプションにTikTokのリンクを貼る方法も一つの選択肢です。

この方法であれば、動画ファイル自体を転載していないため、著作権侵害のリスクを大幅に低減できます。

ただし、インスタグラムのフィード投稿ではリンクがクリックできない仕様になっているため、ストーリーズやプロフィールのリンク欄(Linktreeなどのツールを活用)を使うと効果的です。

知らなかったでは済まされない!著作権侵害のリスクと実際のペナルティ

「悪気はなかった」「知らなかった」という理由は、著作権侵害の免責理由にはなりません。実際に著作権侵害が認定された場合、さまざまなペナルティが課される可能性があります。具体的なリスクを把握しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

民事上のリスク(損害賠償請求)

著作権者から損害賠償を請求される可能性があります。請求額は侵害の程度や利益の大きさによって異なりますが、場合によっては高額になることもあります。

日本の著作権法では、著作権者は「実際に受けた損害額」または「侵害者が得た利益」を損害として請求できるとされています。

インフルエンサーや企業が関わるケースでは、特に高額の賠償請求につながるケースがあります。個人でも請求対象になりますので、注意が必要です。

刑事上のリスク(刑事罰)

悪質な著作権侵害は刑事事件として扱われる場合もあります。

著作権法違反は、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、もしくはその両方が科せられる可能性があります。法人の場合は3億円以下の罰金が科せられることもあります。

SNS上での行為だからといって匿名性が完全に保たれるわけではなく、IPアドレスやアカウント情報から身元が特定されるケースも実際に起きています。

SNSアカウントの停止・削除リスク

法的な問題とは別に、インスタグラムやTikTokのプラットフォーム側からペナルティを受けるリスクもあります。

著作権侵害の報告が入った場合、プラットフォームは当該コンテンツを削除し、繰り返し違反するアカウントを永久停止する措置を取ることができます。

特にビジネスやブランディングのためにインスタグラムを活用している方にとって、アカウント停止は大きな損害につながります。フォロワーや投稿が一度に失われるリスクを考えると、著作権には十分な注意を払うべきです。

まとめ

TikTokの動画をインスタグラムに載せることが違法かどうかは、「誰の動画か」「どのコンテンツが含まれているか」によって異なります。しかし、他人が作成した動画を無断で転載することは著作権侵害にあたる可能性が非常に高く、民事・刑事の両面でリスクがあります。

自分のオリジナル動画であっても、使用している音楽や映り込んでいる人物の権利には十分な配慮が必要です。

安全にSNSを活用するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

①他人のTikTok動画を無断でインスタに転載しない。②自分の動画に使う音楽は著作権フリーのものを選ぶ。③他人の動画をシェアしたい場合は必ず制作者の許可を取る。④動画そのものではなく、リンクのシェアを検討する。⑤各プラットフォームの利用規約を定期的に確認する。

SNSは正しく活用すれば非常に強力なツールです。法律とプラットフォームのルールを守りながら、楽しく安全にコンテンツを発信していきましょう。